下半身だけ冷え性で、特に腰回り、お尻、膝の横、足の指先が冷たくて
お風呂で、ゆっくり温まっても上半身は熱いくらいなのに
腰から下は、すぐに冷たくなっている。
布団に入っても、上半身のほてりとは裏腹で下半身は寒いくて
よく眠れない・・ということはありませんか?
下半身は冷えているのに、上半身はほてったり
頭がのぼせるように感じたりするのは
いわゆる「冷えのぼせ」と言います。
この場合、ただ単に下半身を温めるだけではダメなのです><;
冷えのぼせは、お風呂で体を温めたり、体が温まる食べ物や飲み物
だけでは解消できないのは、意外なところに原因があるからです。
それは、梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫することからおきています。
梨状筋は、下半身の血流に関係するお尻内部の筋肉で
その下に、坐骨神経がかよっています。
腰から足先まで、伸びている坐骨神経は、脚の運動神経や知覚神経
脚の血流をつかさどる交感神経を含む、人体の中でももっとも太く
長い末梢神経です。
この坐骨神経は、太いためにちょっとしたことで影響をうけやすく
梨状筋が硬くなるとすぐに圧迫されてしまいます。
そして、その刺激により交感神経が緊張し、脚の血管を収縮させ
下半身の血流を悪くしてしまいます。
つまり梨状筋が硬くなっていると、下半身の冷えや冷えのぼせを
招き、下半身太りの原因となっています。
冷えのぼせじゃないかしら?と思われる方は
梨状筋が硬くなっていないかをチェックししてみてくださいね。
梨状筋が硬くなっていないかチェックする
イスに座り、片脚をもう一方の脚のひざの上に乗せます。
くるぶしのあたりを押さえ、あげた方の脚のひざを肘で押して下に下げます。
この時、上げた脚側のお尻の筋肉が痛かったり、つっぱたりするのは
梨状筋が硬くなっている証拠です。
体の冷えや、冷えのぼせの症状を感じるようになったときには
筋肉が慢性的に硬くなっていること可能性があります。
その場合、簡単にできて効果が高いストレッチがありますので
実践して、冷えを根本から解消していきましょう^^
梨状筋をほぐすストレッチ
繰り返すことで、梨状筋をほぐす効果があります。
下半身の血流を改善することができます。
足が冷えてつらいときや、デスクワークの合間などにもできます。
1、片脚をもう一方のひざの上にのせる。
丸椅子など安定の良いイスに座り、片脚をもう一方のひざの上にのせ
上げた脚と反対側の手で、くるぶしのあたりを押さえます。
2、上げた脚のひざを下に下げる。
上体を前に傾けながら、上げた方の脚のひざを同じ側の肘で押して
ぐーっと下に下げます。そのまま5数えたら力を抜いて上体を戻し
これを5回繰り返します。
3、足指のストレッチをする。
上げた方の脚の指先を反対側の手で足の裏から覆うようにしてつかみ
指全体をギュッと曲げて5数えたら、つかんでいた手をパッと離して
5数えます。これを5回繰り返します。
反対側の足も同様に1~3を順番に行ってください。
下半身の冷えは、下半身太りの原因となります。
血流を良くすることで、冷えは解消されますし、下半身太りの原因も
排除することができます。
簡単なストレッチですが、効果は期待できますので試してみてください^^